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群馬県藤岡市

藤岡市は烏川大橋の耐震補強工事について7月ごろ発注

2021/05/25 群馬建設新聞


藤岡市は、市道107号線烏川大橋の下部工を対象とする耐震補強工事を7月ごろに発注する。入札方式は検討中。当初予算で工事費1億3447万2000円を確保した。

耐震補強は2021~23年度の3カ年、補修工事は23年度の単年度で実施を目指している。全体の概算事業費は5億2000万円を見込んでおり、社会資本整備総合交付金事業で進めていく考え。

烏川を跨ぐ同橋は1979年度に完成した関越自動車道の側道橋。橋長411・3m、幅員9・05mの2径間と3径間の連続箱桁橋。下部工にはニューマチックケーソン基礎の柱式橋脚が4基設置されている。起点は立石新田地内、終点部は玉村町八幡原地内。建設にあたっては藤岡市、高崎市、玉村町、旧新町(現・高崎市)の4市町が費用を負担した。耐震補強も高崎市、玉村町が費用を負担することになっている。

耐震補強は橋脚4基でRC巻き立てや縁端の拡幅、横変位拘束構造の設置、桁と橋台をケーブルで連結することによる落橋防止対策などを計画している。

耐震補強設計は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が18年度にまとめた。

21年度はP1~P3橋脚の3基を対象として、鉄筋74・7t、コンクリート145・2立方mを使用し補強工事を実施する。22年度はP4橋脚および落橋防止対策工事、23年度については落橋防止対策工事を進めるほか、補修工事に着手する。23年度の工事全体完了を目指している。

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