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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東整備局は新たなワークスタイルで実証実験

2021/06/04 埼玉建設新聞

 関東地方整備局は神奈川県相模原市緑区藤野地区周辺をフィールドとした新たなワークスタイル創出に向けた実証実験を7月から開始する。リニア中央新幹線の開業を見据えて、中間駅周辺の豊かな地域環境と融合したテレワークなど新たな居住の選択肢を提供するもの。

 実証実験の期間は7~11月の5カ月間で、藤野・相模湖・津久井を実施区域とする。内容は▽テレワーク▽ワーケーション▽マッチングイベント--の3区分とし、個人参加のほか企業は20社程度を想定した。

 テレワークの活動施設には相模原市が整備した『森のイノベーションラボFUJINO(森ラボ)』を活用する。JR藤野駅より徒歩3分に位置し、3階建て延べ床面積約300㎡。シェアオフィス、コワーキングスペースとして利用できる。

 ワーケーションについては6カ所程度の宿泊施設を予定。企業を対象に2泊3日から最長2週間程度の宿泊型プログラムを提供する。さらに観光資源は里山体験、アート体験、自然遊びのほか企業研修、周辺観光などを想定する。

 マッチングイベントは個人および企業を対象とし、都心のワーカーや企業と地域の事業者やアーティストとの交流・マッチング、都心のワーカー・企業同士の交流・マッチングなどの機会を提供。テレワーク施設の「森ラボ」で7月に開催を予定しており、会場参加者は20人程度、Webでの参加も受け付ける。

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