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栃木県上三川町

上三川町、生涯学習・子育て複合施設、今月にも設計プロポ公告

2021/06/05 日本工業経済新聞(栃木版)

 上三川町は、生涯学習・子育て支援複合施設の新設を計画している。施設は中央公民館(上三川3970)や子育て支援センター(上蒲生34)、町教育委員会事務局の3機能を集約する。上三川いきいきプラザ(上蒲生127-1)南側の多目的広場(敷地面積6700平方m)に建設予定。今年度から2022年度末頃にかけて基本・実施設計を実施。今月中にもプロポーザルで公告し、9月中の着手を目指す。建設工事は22年度末から着手し23年度末の完了、24年度の供用開始を予定。設計費は今年度2440万円、22年度4548万3000円の計6988万3000円の継続費を6月補正予算に計上した。

 子育て支援センターと中央公民館の複合化で建て替えコストを削減。現状では国土強靭化の補助メニューとして地方創生拠点整備交付金活用も可能となっている。

 また、教育委員会事務局の機能移設で空く現在の事務局スペースを庁舎内部空調・照明設備等改修工事で使用不可となる1フロアの代替執務スペースに充てる。内部改修完了後も執務スペースとして活用し、手狭まとなっている執務スペースや待ち合いスペースの拡充に役立てる。内部改修中は中央公民館も仮庁舎として活用し、仮設事務所設置などの経費を削減する。

 中央公民館は1973年竣工のRC造4階建て延べ約1800平方m、子育て支援センターは71年竣工の木造一部S造平屋建て延べ約500平方m。ともに未耐震で中央公民館は東日本大震災で被災。建物内一部が利用禁止となっており雨漏りなどの劣化が顕著、子育て支援センターは耐用年数が超過し屋根の吹き替えが必須となっている。

 上三川いきいきプラザは敷地面積5万1504平方m、施設はRC造一部S造地上2階一部地下1階建て延べ6563平方m。保健センターや町民交流センター、総合健康活動促進、青少年健全育成、保健福祉関連といった5つ機能がある。

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