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安中市土地開発公社は横野平工業団地拡張整備へ7月上旬に開発許可申請

2021/06/09 群馬建設新聞


安中市土地開発公社は、中野谷地内で行う横野平工業団地の拡張造成工事に向け、7月上旬に開発許可申請を県に提出し、許可が下り次第、8~9月に文化財調査に着手する。工事は市文化財保護課に委託して行う文化財調査の進捗を踏まえ発注する。設計業務は冨永調査事務所(高崎市)が担当。業務は最終段階を迎えている。

造成地は信越化学工業横野平工場(中野谷402-1)の北側に位置する。北、西、南と弧を描く市道東16号線の内側で東西に長い形状の約3・2ha区域。

東16号線は信越化学工業の敷地と隣接した高い位置を通っている。造成工事は道路法面を掘削、くぼ地となっている造成地に盛り土し、同社が土地を一体的に使用できるよう、平坦な土地を創出する。切り土量や盛り土量は設計で検討を行っている。

造成工事のほか、調整池整備や東16号線の拡幅、付け替え道路整備などを計画する。

調整池は、横野平工業団地内のボルテックスセイグン横野平物流センター(中野谷52-3)の東側にある調整池の容量を拡大することで対応する。同調整池は流量調整後に既設の暗渠で猫沢川へ放流する。

東16号線の拡幅工事は北側の部分で実施する。現況幅員が約4mで大型トラックの通行が困難な状況のため、6m以上に拡幅する。

このほか、土地の一体的な使用により南側の路線を一部廃止し、造成地東側を南北に結ぶ路線へ付け替える工事も行う予定。幅員は6m以上を確保する。延長は設計で検討中。

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