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群馬県都市計画課

大塚課長インタビュー

2021/06/19 群馬建設新聞

都市計画課への所属は3度目となり「街路や公園、景観やまちづくりと所管する業務が幅広い。群馬県の方向性を決める意味でも責任は大きく、その分やりがいも多くある」と意気込む。これからさらに人口減少が進み、市街地の拡散や郊外の無秩序な開発が大きな課題となっている。「適正な土地利用によるまちのまとまりの維持や良好なまち並みなどこれから取り組むべきことは多い」と話す。

2020年12月に策定された新しい県土整備プランには建設企画課長として取りまとめに尽力。防災・減災対策を見直しのポイントに40年の群馬県を見据えて、策定にあたった。「各課との連携が欠かせなかった。仕事をする上で人と人のつながりが重要であり、多くの人に助けられながらプランとして形を作っていった」と振り返る。

毎年行っている各業界との意見交換でも、中心となって業界の抱える課題の把握に努めた。「建設産業の皆さまには地域の安全・安心を守る役割を担っていただいている。課は変わったが、課題解決に向けてタッグを組んで取り組んでいきたい」という。

八ッ場ダムとの関わりが深く、特定ダム対策課と八ッ場ダム水源地域対策事務所へ所属していただけでなく、長野原町にも出向していた。ダム本体が完成し生活再建事業も着実に進んでおり「地元の方々と話をしていたこともあり、ダム本体が完成したのもうれしかったが、続々と振興施設が完成するのも楽しみだった。これから多くの人に訪れてもらい、群馬県の魅力を伝えてほしい」と話す。

日本大学の交通土木工学科を卒業。大学選びの時は、高校の先生のアドバイスの影響が大きかったといい「土木などの勉強だけでなく、都市や交通分野など今の仕事につながることも多く学んだ。卒業してもしばらくは試験やレポートに追われている感覚が抜けず大変だった」と苦笑する。

お城巡りや釣り、バイクなど多くの趣味があり、特にバイクは長く楽しんでいる。現在もオフロード・オンロード用の両方を持っており、30年以上前のモデルのものを大切に乗っている。

若いころには、ツーリングで北海道の阿寒湖にあるアイヌコタンというアイヌ文化に触れられるところに毎年通っていたという。「毎年行っているとそこで働いている人と仲良くなり、アイヌの衣装を借りたり、ムックリという楽器の弾き方も教えてもらっていた。バイクで広い道を走ることもいいが、人との交流が一番楽しみだった」と語る。

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