水戸市高齢福祉課は高齢者福祉施設「(仮称)西部いきいき交流センター」を河和田地内に建設する。建築工については9月に公告し、12月議会での本契約可決を想定。建築のほか電気設備、給排水、空調に関しては12月ごろの公告を見込んでいる。施設はRC造2階建て、ピロティ部分を除く延べ床面積は約1450㎡。事業費として2021~23年度継続費7億1500万円を確保。23年度中の供用開始を目指して進めていく。
建設地は市営河和田住宅付近に位置する旧河和田保育所跡地(河和田3丁目2274―1)。敷地面積は2858・84㎡。現況はさら地となっている。
施設内については1階に多世代交流スペース、多目的ルーム、プレイルーム、健康・育児相談室、授乳室、調理室、事務室、更衣室、湯沸室、トイレ(男女・多目的)、ピロティなどを配置。
2階には多目的ホール、会議室、研修室、作業室、相談室、焼窯室、和室、浴室、脱衣室、湯上り休憩スペース、トイレ(男女・多目的)などとしている。階段については建物内の入り口付近に1基、外部の北側と北西側に各1基を設置する。寝台用エレベーター1台を設置する。駐車場は思いやり駐車場2台含む50台とし、南側に駐輪場20台を確保。そのほか外灯3~4基、受水槽式給水、太陽光発電システム、床暖房装置を整備する。
3カ年継続費の年割額は21年度1億3800万円、22年度3億4500万円、23年度2億3200万円と設定。基本・実施設計は㈲荻建築設計事務所(水戸市)が策定。
過去の関連工事を見ると、老人福祉センター八幡荘(現・いきいき交流センターあじさい)の移転改築工事を10年度に発注。佐昌工務店・大谷工務店・アイワ建設JVが施工した。参加条件は建築Aで市内本店の3者JVだった。代表者については建築920点以上の特定建設業者で施工実績を求めていた。
同施設は高齢者のレクリエーション活動に利用できるほか、子育て支援機能も備え、多世代の交流を促進する。老人福祉センターという名称だったが、時代にそぐわないという声を受け「いきいき交流センター」に変更した。
【写真=河和田保育所跡地に建設する】