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(社)埼玉県電業協会

埼電協が21年度第1回企業対策セミナー開く

2021/06/23 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は18日、さいたま市内の埼玉建産連研修センターで本年度の第1回企業対策セミナーを開いた。当日は対面型とオンラインによるハイブリッド形式で行われ、約40人が建設キャリアアップシステム(CCUS)とCPD制度について理解を深めた。

 あいさつに立った岡村会長は「建設キャリアアップシステムに対し、われわれの業界が『笛吹けど、なかなか踊らず』の現状にある中、本日は参考になる話が聞ける」と述べ、セミナーを契機にCCUSの普及促進に拍車がかかることを期待した。

 講演へと移り、第1部では建設業振興基金建設キャリアアップシステム事業本部の上浪鉄郎審議役がCCUSの概要や申請・登録方法、現場での運用ポイントなどを説明した。CCUSについて、上浪氏は「技能者のキャリアパスを明確にして若い世代の入職者増を図ること、施工能力を見える化して競争力を高め、業界の健全化を図ることの2点が大きな目的」とし、技能者の高齢化と若年入職者の確保・育成を喫緊の課題と捉える建設業界にとって、CCUS導入が解決の糸口となることを強調した。

 第2部は同基金試験管理・講習部の髙橋光明研究次長が「建築・設備施工管理CPD制度について」を演題に講義を行った。髙橋氏は同基金が認定するCPD制度を紹介。「制度を社員教育や人材育成の枠組みとして活用することで、企業の技術力向上につながる」と訴え、受講実績が技術の習得と評価へと導くCPD制度の優位性を伝えた。

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