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埼玉県

県が川越北環・未拡幅区間の調整推進

2021/06/24 埼玉建設新聞

 県は、都市計画道路川越北環状線の4車線化プロジェクトのうち、川越市内の小室交差点から脇田新町交差点までの整備未着手区間1・2㎞の早期事業化を目指す。まずは事業概要に関する地元説明会開催を見据え、本年度は関係機関などとの調整に注力する。

 川越北環状線は、川越市の中心市街地を迂回(うかい)する環状道路の一部で、総延長が5・5㎞。19年3月までに国道254号の福田交差点から小室交差点までの4・3㎞が4車線で完成済み。残る1・2㎞区間は、19年度の交通量調査で拡幅の必要性を確認し、早期の4車線化を目指す方針を固めた。

 路線大半の4車線化が進んでいることで、残る2車線部分の渋滞などの課題が際立つ状況となっている。21日の県議会では、深谷顕史県議(公明)がボトルネックの改善を要望した。

 これに対し県側は、区域内に位置する送電線鉄塔の移設、脇田新町交差点の交通処理、市道2本が近接している交差点の形状などの検討課題について、関係機関と調整中であることを明かした。こした調整が整えば、地元説明会を開催した上で、事業着手できる見通しであることを強調した。

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