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県優良工事 知事表彰に45者、建設事業功労者10人、奨励賞10者、7月20日に表彰式

2021/06/26 日本工業経済新聞(栃木版)

 県は25日、2021年度建設事業関係功労者と優良建設工事受賞者を発表した。功労者は10人。知事表彰の優良建設工事は40件45者が受賞。県が発注し、昨年度に完成した請負金額500万円以上の1948件の中から特に優秀な成績で完成した工事が選ばれた。知事奨励賞は10件10者が受賞した。表彰式は7月20日午前10時半から、県総合文化センターサブホールで行われる。(3面に各受賞者)

 建設事業関係功労者は、菅野健二県設備業協会理事、斎藤祐一県建設業協会常任理事、坂野弘県建設業協会常任理事、佐藤秀夫県建築士会理事、助川克一県宅地建物取引業協会常務理事。

 中村清隆県建築士事務所協会理事、人見勇県電気工事業工業組合常務理事、福田広美県造園建設業協会副会長、水沼孝明県建築士会理事、山本幹夫県管工事業協同組合連合会理事。

 いずれも建設業や不動産業、住宅産業などに30年以上継続して従事または25年以上継続従事し、関係団体の役員として5年以上在職。優れた功績があり業界の発展に力を尽くしている。

 審査の対象となる昨年度に完成した工事件数は東日本台風の災害復旧も加わり前年度より414件増加。優良建設工事の審査は環境森林部、農政部、県土整備部、企業局の各部局から推薦された工事を対象に実施。

 完成工事検査点数と現地調査評価点数の合計で上位40件を知事表彰候補、その成績に次ぐ60件を所長等表彰候補とし、副知事、環境森林部長、農政部長、県土整備部長、企業局長を委員とする審査会(会長・北村一郎副知事)を経て決定した。

 知事表彰工事の部門別受賞件数は土木部門31件、林業部門2件、農業土木部門2件、建築部門4件、企業部門1件。

 受賞工事の施工者は県の23、24年度入札参加資格の技術点に25点(受賞回数×25点、20~22年度、各工種上限50点)が加点されるほか、総合評価落札方式の入札で価格以外の評価点の対象になる。また、指名競争入札で優先的に指名を受けることができる。

 19年度に創設された知事奨励賞は、若手や女性の登用、働き方改革、ICTや新技術の活用などで先進的な取り組みを行った工事を表彰。所長等表彰の候補の中から10件を上限に選定され、知事表彰と同等の優遇措置が与えられる。

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