記事

事業者
山梨県峡東建設事務所

来月にも道路設計 国道140号東高橋-河内間改良

2021/06/29 山梨建設新聞

 県峡東建設事務所は国道140号東高橋-河内間(笛吹市石和町)の歩道整備に向け、来月にも詳細設計を発注する。現在整備中の河内-井戸間に続くもので、本年度、新規事業化した。併せて実施する電線共同溝の整備についても、本年度の県土整備部公共事業評価会議で事業着手が決定。年度内に設計に着手する予定だ。

 現場は山梨中央銀行・富士見支店やパチンコ店のダイナム山梨笛吹店など、数多くの店舗が立ち並ぶ幹線道路。周辺ではこれまでに、安全性の確保や混雑緩和などを目的に交差点改良や歩道整備を実施。現在も友愛工業施工で石和町井戸地内の歩道整備が進められている。

 今回設計に着手するのは、友愛工業の現場のすぐ北側。整備延長は340m。両側歩道を含め幅員は13・5mを確保する。来月にも詳細設計を委託し、年度内にまとめる。

 同線は第一次緊急輸送路に指定されているが道路脇に電柱が立っており、災害時の倒壊が危惧される。このため歩道整備と併せて地中化する予定。歩道設置部分を含む660m区間、延べ1320mに電線共同溝を設置する。本年度下期には設計を委託する予定だが、「東電がどのような形で電線を引っ張ってきているのかを把握する必要がある。最初から詳細設計ではなく、予備設計から始める可能性がある」(同事務所道路課)という。

 歩道整備は2028年度までの8年計画で概算事業費は8億8000万円。電線共同溝は30年度までの10年計画で同8億2000万円を見込んでいる。


【写真=沿線には店舗や事業所などが並ぶ】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら