さいたま市は、「さいたま新都心バスターミナルほか街区」(大宮区北袋町1丁目地内)への移転整備を目指している新庁舎の基本構想を策定するに当たっての主要な検討事項を明らかにした。新庁舎の機能・規模・性能を検討するほか、民間施設との合築も見据えた事業手法などを整理する方針を確認した。
9月の議会報告に向け、関連業務を委託する形で基本構想素案の策定に今後入る。10~11月に素案に対するパブリックコメント(意見公募)を行い、12月には構想をまとめたい考え。
基本構想の検討では、現庁舎の課題と新庁舎に求められる機能をそれぞれ整理し、必要機能ごとの概算面積や配置イメージなどを明らかにする。合わせて、現庁舎の跡地活用を想定した基本理念・方針、配慮事項なども検討する。浦和地域の歴史などを踏まえた跡地活用の在り方で方向性を示す。
基本構想の検討課題は、29日の市議会「市庁舎及び行政区の在り方検討特別委員会」の中で報告された。