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千葉県県土整備部

竹江に実施設計委託/県県土整備部営繕課/夷隅合同庁舎の再整備/総工費は約17・5億円

2021/07/02 日刊建設タイムズ

 県県土整備部営繕課は「夷隅合同庁舎建築工事実施設計」を竹江設計事務所(鎌ケ谷市西佐津間1―18―1)に委託することを決めた。6月30日に開札した公募型指名競争入札に8者が参加。2回目の入札において、同社が4000万円(消費税抜き)で落札した。予定価格4165万1000円(同)、調査基準価格3193万円(同)だった。工期は2022年3月18日まで。基本設計は20年度に同事務所がまとめた。22年度に着工し、23年度までの2か年で建設する。総工事費は約17億5200万円(消費税込み)を見込む。

 同事業は、老朽化が著しく、耐震性の低い夷隅合同庁舎の再整備を実施するもの。再整備にあたっては、防災備蓄倉庫の集約など、地域の防災活動拠点として必要な機能を確保できる近隣の土地に移転改築する。

 移転場所は夷隅郡大多喜町横山字白山台1077番9外地先。敷地面積は5825・40㎡。用途地域は都市計画区域外。

 新施設は事務所棟、防災備蓄倉庫棟、車庫・倉庫棟で構成。事務所棟はRC造2階建て延べ1619・31㎡(受水槽ポンプ室4・0㎡含む、建築面積923・86㎡)。防災備蓄倉庫棟はS造2階建て延べ486㎡(同300㎡)。車庫・倉庫棟はS造2階建て延べ435・50㎡(同235・33㎡)。ほかに、屋外付帯施設として駐車場、駐輪場、防火水槽(40立方メートル)を整備する。

 事務所棟は、1階に夷隅農業事務所、東上総教育事務所夷隅分室、茂原県税事務所大多喜支所、2階に夷隅地域振興事務所、夷隅土木事務所大多喜出張所が入居。共用部はエントランス、ホール、廊下、階段、エレベーター、屋外階段、会議室、機械室、トイレ、更衣室、休憩室、給湯室など。

 当初予算では実施設計費のほか、敷地測量等に636万円を措置した。

 既存の庁舎は1966年3月の竣工で、RC造2階建て延べ約1610㎡。

 なお、入札の参加者は竹江設計事務所のほか、千都建築設計事務所、榎本建築設計事務所、カトウ建築事務所、千町村建築研究所、ユーシーエー・都市・建築設計事務所、千葉土屋建築研究所、荒井設計事務所。

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