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群馬県前橋市

前橋市が最終処分場整備に向けて測量設計へ

2021/07/15 群馬建設新聞


前橋市は小坂子町地内の芳賀地区で計画している最終処分場整備について、これから現地測量および地質調査に着手する。2020年度からの3カ年で取り組んでいる基本計画の策定材料とする方針。22年度に計画をまとめ、基本設計と環境アセスメント調査に着手する。25~26年度に実施設計を作業し、27~30年度で建設工事を行う。概算建設費は40億9300万円としている。

20年度に建設予定地を小坂子町別所地内、芳賀地区畜産団地の南側に決めた。現地は畑地となっているため、非かんがい期に調査を実施する予定。現地測量0・126km2と地質調査4カ所に取り組む。同業務は一般競争入札で公告しており、8月17日に開札する。

基本計画の策定は八千代エンジニヤリング(東京都墨田区)が担当。現在は素案の作成を進めている。測量および調査の結果を考慮して、本計画を22年12月27日の履行期限でまとめる。同計画でPFI方式の採用などの方針を示すことになっている。

概算建設費40億9300万円の内訳は埋立地23億5100万円、浸出水処理施設16億8000万円、搬入道路5600万円となっている。

計画埋立容量を22万6000立方m、平均の埋立高を7mと仮定し、埋立面積を3・2haとした。敷地面積は浸出水処理施設や管理棟を含めて6~7haを設定している。処分場の構造形式は屋根のないオープン型処分場が基本となる。

供用期間は31~45年度の15年間を予定。埋立完了後は公園や多目的広場、運動場の整備などを検討することになっている。

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