県烏山土木事務所は、国道293号矢又工区の検討に着手する。歩道未整備区間で延長は2800m。今年度は県単事業で平面図化のほか、測量を予定している。
対象は一般県道矢又大内線との交差部から西側の区間。現道は2車線。前後では改築整備が完了しているため幅員が狭くなっており、通学する生徒やスクールバス停留所を利用する児童、通行する車両の安全が確保されていない。
幅員は全幅10m(車道6m)を予定。南側を1級河川矢又川が並行して流れており、矢又川へ流れ込む数箇所の沢を横断している。
国道293号は県内を横断し、茨城県と連絡する主要幹線。沿線市町の生活を支え、経済や観光の発展に必要不可欠な路線で大型車両の通行が多い。緊急輸送道路にも指定されており、円滑に通行できる環境も求められている。8日に行われた県議会県土整備委員会の現地調査でも那珂川町が整備要望箇所に挙げた。