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国土交通省,(財)建設業振興基金

【施工管理技術検定】建築と電気工事で初の1級技士補が誕生

2021/07/17 本社配信

 4月に施行された改正建設業法に伴い技術検定制度が再編されて以降、1級では初となる施工管理技術検定「第一次検定」の合格発表が行われた。建築および電気工事の2種目で合計1万6018人が合格しており、初めての「1級技士補」が誕生することになった。

 試験を実施した建設業振興基金は16日、2021年度の1級建築および電気工事で第一次検定の実施結果を発表。1級建築は2万2277人が受験し、合格者数が8025人で、合格率36・0%。1級電気工事は、受験者数が1万5001人で7993人が合格し、合格率は53・3%となった。

 合格者の男女比は、建築が男性93・4%、女性6・6%で、電気工事は男性97・6%、女性2・4%となる。

 1級建築の第一次検定合格者のうち、2級建築施工管理技術検定の合格者は22・9%、1級電気工事の第一次検定合格者のうち、2級電気工事施工管理技術検定の合格者は13・7%だった。

 第一次検定の合格者には「技士補」の称号が与えられる。また、2級第二次検定の合格者は実務経験を経ずに1級の第一次検定を受験できるようになったため、1級の第一次検定に合格した技士補のうち、主任技術者の資格を有する者は「監理技術者補佐」として早期に責任ある立場で現場の施工管理に携わることができる。これまでと同様に、所定の実務経験を積み、第二次検定まで合格すると監理技術者になる。

 なお、本年度の1級第二次検定の申し込み期間は7月30日まで。

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