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山梨県甲斐市

甲斐市のバイオマス造成 9月入札の見通し

2021/07/27 山梨建設新聞

 甲斐市は木質バイオマス発電所建設地の造成工事について、9月の入札を目指し準備を進めていることを明らかにした。環境課担当者は「まだ設計中のため、はっきりした入札の時期は決まっていない」とした上で、「10月の着工を予定しているため、おそらく9月に入札を行うことになるだろう」との見通しを示した。工事予定額が1億5000万円を超えた場合、市議会での契約承認後、着工となる。

 造成するのは農業などに使われていた岩森地内の敷地2・1ha。設計はハヤテコンサルタント。造成を前に四谷建設が樹木の伐採などを進めている。

 造成は10月着工、来年5月完了を予定。内容は一般的な土木工事になるため同課は、面積は広いものの工期は問題ないとみている。

 造成後は事業主体となるグリーン・サーマルによりプラント建設を行い、2023年11月ごろの稼働開始を目指す。発電量は6950kWh。年8万tの木質バイオマス燃料を使用する。

 廃熱を近隣の公共施設で活用する計画について市は、24年度の事業化を目指している。

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