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年度内に舗装完了へ 国道137号新御坂トンネル

2021/07/28 山梨建設新聞

 国道137号新御坂トンネルの舗装工事が年度内に完了する見通しになった。県は来月にも最後の工事を公告する方向で調整。余裕期間を含め工期は半年程度を見込む。甲府都市圏-富士北麓地域間を結ぶ長大トンネルの舗装再整備。地元からのニーズも高く、安全性と利便性の向上が期待される。

 全3工区の最終工区でトンネルの中央部分を舗装する。県峡東建設事務所によると、トンネル内が明るく走りやすくなるよう、白色のアスファルトを採用。整備延長は1018m、舗装面積は7330㎡を見込む。入札公告は8月上旬を予定。総合評価・簡易型の一般競争となる見込みだ。受注者が一定期間内で工事着手日を選べる「フレックス工期」の対象とし、効率良く、ゆとりを持って工事ができるように配慮する。

 トンネルは延長2778m。2014、20年度に発注された2工区では両端の計1760mを舗装。落札額は1億1480万円、1億1680万円で、いずれも早野組が請け負った。交通量が多い現場のため、厳しい施工管理のもと、夜間、片側通行により工事を進めた。

 同事務所担当者は「利用者からは(舗装が悪く車が揺れるため)果物に傷が付いてしまうという話も聞く。今回の工事では夜間、片側通行でご不便をお掛けするが、ご理解いただきたい」と話した。


【写真=白色の舗装で視認性向上】

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