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茨城県境工事事務所

境岩井BPは路盤工/向堀川概成へ護岸新設改/21年度主要事業

2021/07/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 県境工事事務所の2021年度主要事業をまとめた。国道354号の境岩井バイパス整備で、境古河インターチェンジ(IC)以南において路盤工などの道路改良工事を順次行っていくほか、古河境バイパス整備で構造物の調査設計などに取り掛かる見込み。結城坂東線では未整備区間の道路改良舗装工事を引き続き進める。向堀川では21年度の概成を目指し、護岸新設改修などを行う予定。このほか女沼川で下流側の河川改修を推進する。

【国道354号境岩井バイパス】

 境岩井バイパスは境町猿山地内の県道結城野田線~坂東市生子地内の国道354号現道を結ぶ延長6・3㎞区間で整備を推進。24年度の圏央道4車線化全線供用までには暫定2車線で開通させたい考え。

 現在は境古河ICから南に位置する境町道以南の未供用区間約4・5㎞で用地取得と道路改良工事を進める。21年度は約600mで路盤工などを想定する。

【国道354号古河境バイパス】

 古河境バイパスは新4号国道~県道結城野田線までの境古河IC西側の約3・2㎞を優先整備区間として18年度に事業化。暫定2車線で整備を予定し、21年度は詳細設計や用地取得を進めるとともに、構造物の調査設計に着手する。工事は早くとも22年度以降になる見込み。

【県道結城坂東線】

 結城坂東線では坂東IC周辺の現道~国道354号岩井公民館北交差点までの約4・5㎞でバイパス整備を推進。IC周辺の740mと南側の1880mが供用済みで、残る1880mの未整備区間は用地取得を進めるとともに、道路新設、埋蔵文化財調査、橋梁護岸工事などを順次実施していく。

 21年度は路盤工や一部舗装などを予定。施工延長は約600mで、3工区程度を見込む。

【向堀川】

 向堀川の河川改修は21年度中の概成を目指し、整備を進める。総計画延長は約8㎞で、計画流量は45立方m/秒。現在は古河市の土地区画整理事業地南端付近~十間通り北側までの1・2㎞について整備を実施しており、21年度は残る北側0・15㎞の護岸新設改修と南端の護岸かさ上げを行う予定。

【女沼川】

 女沼川は古河市東牛谷地内から南に流下し、利根川に合流する河川。利根川合流点~国道354号の下辺見橋までの約5・5㎞について河川改修に着手し、現在は下流側の先行整備区間3・7㎞を進める。先行区間のうち、残る1・6㎞について引き続き整備を行っていく。


 【写真=国道354号境岩井BP】

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