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施工予定者をプロポ/22年5月契約締結見込む/事業手法はECI/千葉市病院局 新病院整備

2021/08/02 日刊建設タイムズ

 千葉市病院局は、アーリーコントラクターインボルブメント(ECI)方式による幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内に整備を計画している新病院に関し、実施設計技術協力者・施工予定者を公募型プロポーザルで選定し、2022年5月ごろに技術協力業務委託契約を締結する方針を示した。関連して、7月30日には「千葉市立新病院整備ECI発注支援業務委託」の簡易公募型プロポーザルを開始した。委託料の限度額は2860万円。委託期間は、契約締結日から実施設計技術協力業務委託契約締結の日まで。

 20年8月27日に公表した市立病院再整備基本構想では、新病院について、地域の中核的な病院として一般診療機能を備えるとともに、医療機能の強化や集約化により総合的な医療を提供できる施設を目指すとした。

 規模は、病床数380~430床程度、延べ床面積約4万㎡の見込み。400床の場合の概算事業費は257億円程度。整備スケジュールに関し、21~22年度に実施設計、22~25年度に工事を進め、遅くとも25年度上半期の開院を目指すとしていた。

 発注支援業務は、施工予定者として実施設計技術協力者を選定し、契約などを円滑に取り交わすため、専門知識および豊富なマネジメント能力を有する事業者に、選定に係る業務を委託するもの。

 業務内容は▽統括マネジメント▽スケジュールマネジメント▽発注支援▽選定支援▽契約協議支援――などを想定。

 プロポーザルの参加資格は、市の入札参加資格者名簿に登載され、16年度以降、公的主体が発注するECIでの建築物の新築・建て替えに関する発注支援業務を履行した実績を有する単体企業、共同企業体、共同事業体であることなど。

 今後は、11日に質問を締め切り、16日に回答。18日まで参加表明書の提出を受け付け、23日には技術提案書の提出を要請する予定。9月15日までの技術提案書提出期間、10月上旬のヒアリングを経て、速やかに特定者への通知および審査結果の公表を行う。

 質問書と参加表明書は電子メール、また技術提案書は持参もしくは簡易書留郵便により、経営企画課病院整備室整備班に提出する。参加表明書送信後、電話連絡すること。

 優先交渉権者との交渉が不成立となった場合は、順次、次点以下の応募者と交渉を行う。

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