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新潟県新潟市西区

小針野球場跡地を売却へ予定価格は10・5億

2021/08/05 新潟建設新聞

 新潟市西区は、小針野球場跡地を条件付き一般競争入札で売却する。対象は西区小針1-1139-2地内の地籍2万5575・35㎡。地目は雑種地。用途地域は第2種中高層住居専用地域に指定され、売却予定価格には10億5493万3000円を設定している。

 売却に当たっては落札者が、既存野球場の解体を行い、戸建て住宅を敷地の60%以上確保するほか、開発緑地として購入者が市道青山小針線に面した場所にコミュニティ広場を整備し、市に寄付することなどが条件。また集合住宅を建設する場合は5階建てまでとし、コミュニティ広場については、オープンな広場として地域活動の場や臨時駐車場および広場などの活用を予定している。

 現地にはRC造平屋建て、床面積1590・36㎡の施設が残る。

 26日まで入札参加申し込みを受け付け、9月1日に入札を執行。9月定例市議会に財産処分議案を提出する。物件の引き渡しから1年以内に解体工事に着手し、2年以内に開発行為に着手することを求めている。

 旧小針野球場は、建設から50年が経過し、老朽化のため、3月末で施設を廃止。売却に向けて地元との協議を重ね、高層建築物への反対意見や防災公園の整備、西新潟市民会館の駐車場確保などの要望が出されていた。

【写真=売却される小針球場】

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