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新潟県新潟市

下水道管路包括民間委託で31日に説明会

2021/08/07 新潟建設新聞

 新潟市下水道部は中央区と江南区の一部で計画している下水道施設の包括的民間委託事業で、31日に説明会形式で3回目のサウンディング型市場調査を実施する。4月に行った第2回サウンディング型市場調査の結果を踏まえ、事業スケジュールの見直しや検討している公募内容について説明するほか、説明会後には希望者を対象に説明会参加企業同士の交流の場として名刺交換会の場を設ける。23日まで説明会および名刺交換会の参加申し込みを受け付けている。

 前回のサウンディング型市場調査を受けて、市では当初2022年4月~25年3月を予定していた事業期間を半年先送りし、22年10月~25年9月に変更した。対象業務について変更は無いもようだが、本年10月に予定していた公募型プロポーザルは見送られる見通しとなった。

 同業務は、中央区や江南区、西区の一部を対象に下水道管路の計画的維持管理業務や緊急修繕、清掃等の複数業務を複数年で包括委託することで、民間ノウハウを活用した効率的な維持管理と下水道管路の予防型保全への転換を目指すもの。

 対象業務として▽下水道本管調査清掃業務▽雨水浸透桝清掃▽法定点検▽雨水幹線ピット清掃▽調整池塵芥処理・除草▽雨水桝点検▽管口カメラ点検▽現場立会▽緊急対応▽おおむね250万円未満の小規模な管路施設の修繕―などの業務を想定。対象区域には管路の老朽化が進行し、苦情が増加している船見処理区、中部処理区のある中央区。法定点検および雨水幹線ピット清掃については江南区と西区も計画。3カ年の試行期間後、実績、効果を検証し、対象業務、エリアの拡大も検討している。

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