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スマホ管理に学生驚き/小柳建設で合同インターンシップ現場見学会

2021/08/18 新潟建設新聞

 小柳建設㈱(小柳卓蔵社長、本社=三条市)は、同社が受注している2つの現場で、合同インターンシップ現場見学会を開いた。見学会には日本大学生産工学部土木工学科3年生1人と長岡工業高等専門学校環境都市工学専攻1年生1人、同校の物質工学科4年生2人の計4人が参加した。阿賀野川堤防管理作業の現場では、同社が開発したスマートフォンアプリ「All-sighte(オールサイト)」を活用した現場管理を体感。情報通信技術(ICT)を活用した現場管理にこれまで抱いていた建設業のイメージが変化したように驚いた様子が見られた。

 見学を終えた学生は「手作業ではなく機械を使っていることにびっくり。ラジコンのように刈払機を使って作業をしているところにおもしろさを感じた」と語った。また、全長38kmもの広範囲を管理する工夫の一つとして、同社が開発したオールサイトを活用してリアルタイムに現場の進捗管理を行っていることに対し「画期的」と驚いた様子だった。

 さらに、信濃川における三条出張所堤防外維持管理工事の担当者と、リモート会議で人員配置について打ち合わせしている風景に「内勤の社員だけでなく、現場の技術者も当たり前のようにチャットやウェブ会議を活用していることに驚いた」と感想を語った。

 同社は「学生目線で現場を見ることができたことは非常に有意義だった。どうしたら建設業界に興味を持ってもらえるか、今後も模索しながらインターンシッププログラムを構築していきたい」と話している。

【写真=学生4人が参加】

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