第3回は国土交通省下館河川事務所、県筑西土木事務所、県常総工事事務所、県境工事事務所の県西地区における河川改修事業をまとめた。下館河川は鬼怒川と田川の合流点で(仮称)田川水門の設置に着手する。また筑西土木で田川の改修に向け、樋管詳細設計などを進める。常総工事は八間堀川で市道橋の架け替えを推進する。境工事は向堀川の改修について2021年度中の概成を目指し、護岸の新設とかさ上げを発注するほか、女沼川で市道橋架け替えの設計をまとめる。
【国土交通省下館河川事務所】
◆鬼怒川=支川の田川合流点に(仮称)田川水門を設置する計画。早ければ22年1月にもゲート設備新設工事をWTO案件で公告を予定。公告済みの水門新設工事と併せて、24年度の概成を目指す。
◆小貝川=下流4カ所で築堤工事を計画しており、早ければ21年度中にも工事に着手する。詳細設計は㈱オリエンタルコンサルタンツ(渋谷区)が担当し、基本は年内をめどにまとめる予定。
【県筑西土木事務所】
◆田川=下館河川の田川水門と連携しながら、21年度は樋管詳細設計などをまとめるとともに、用地取得を進める。早ければ22年度から河川改修に着手する考え。整備区間は鬼怒川合流点~福良橋までの延長約4・5㎞を見込む。
◆桜川=真壁工区の約3・4㎞で、22年度にも河川改修工事へ一部着手する方針。暫定的に改修する計画で、河道掘削や築堤などを行う見込み。下流で改修が進む筑波工区へ影響が出ないよう整備を図る。
【県常総工事事務所】
◆八間堀川=市道橋の架け替えを推進。21年度は市道4号橋の橋梁上部工事、水路等付け替え、市道7号橋の迂回路撤去のほか、市道5号橋の架け替えに向け、ヤード整備なども検討する。架け替えは4号橋から、5号橋、6号橋と上流へ進める方針。
【県境工事事務所】
◆向堀川=河川改修について21年度中の概成を目指し、市道「十間通り」北側0・15㎞の護岸新設改修と、古河市施行土地区画整理南端付近の護岸かさ上げを行う。
◆女沼川=古河市道橋の北新田橋と加耕地橋の架け替えを計画しており、22年度以降に着手していきたい考え。21年度に詳細設計をまとめる。
【写真=田川合流点周辺】