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プロテックエンジニアリングが業界最大級の落石実験施設を計画

2021/08/20 新潟建設新聞

 【聖籠町】㈱プロテックエンジニアリング(野村利充代表取締役、聖籠町蓮潟5322-26)は、1億円を投じ業界最大級となる斜面災害対策製品の実験施設を本社敷地内に建設することを発表した。施工は熊谷組が担当し、11月の完成を予定する。24日には起工式を執り行う。

 実験施設はS造で、幅10m、延長45m、高さ17m。落石防護および崩壊防護フェンス等の実物供試体を用いた実証実験を行う。実物のフェンスを施設に設置し、落石に見立てた重りを上から落とすことで、捕捉性能などを実証する。

 実験施設の建設により落石の規模やフェンスの設置方法など、幅広い設定条件での実験を迅速に行うことが可能。複数パターンでの実験を行うことで従来提案ができなかった災害対策現場への提案ができるようになり、需要に応じた信頼性の高い製品の開発が可能となる。同社では落石対策製品における3年後の売上げを倍増の20億円規模とすることを目指す。

【写真=実験施設の完成イメージ】

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