長岡市は2022年度から週休2日制を確保するモデル工事を試行する方針で検討を進めている。対象は土木、営繕建築工事。来年度4月1日からの適用を目指す。
試行対象の当初設計額や目標達成時の補正係数、受注者希望型・発注者指定型などの判断基準、年間の試行件数については21年度中に詳細な実施内容を固める。
市契約検査課の担当者は「建設事業における労働環境改善を後押しし、担い手確保にとって非常に重要な取り組み。しっかりと協議した上で試行を始めたい」と話す。
県内自治体の週休2日モデル工事の実施状況については、新潟県および県内30市町村のうち、週休2日モデル工事に昨年度までに取り組んでいる発注者は▽新潟県▽新潟市▽柏崎市▽十日町市▽村上市▽糸魚川市▽上越市▽佐渡市▽魚沼市▽粟島浦村―の10自治体。本年度4月から妙高市が取り組みを開始したほか、7月から湯沢町でも試行を始めた。また小千谷市でも、時期等は未定だが、本年度の導入に向けた検討を進めている。
そのほか9市町村は検討中にとどまり、7市町村では取り組みを検討していない。