松伏町は、9月議会に諮る一般会計補正予算案(第3号)を公開した。町役場横に建設予定の防災倉庫整備工事費6745万円を追加計上し、当初予算額を合わせて総額1億9745万円を繰越明許に設定した。閉会後の入札を予定している。さらに公共施設感染症対策改修工事費919万6000円を追加し、外前野記念会館のトイレ非接触化を行う。
防災倉庫の新築規模はS造2階建て(1階倉庫、2階会議室)、延べ床面積約600㎡で計画している。2階会議室を災害時対策拠点としての利用を想定し、エレベーターなど各種設備を備え付ける。
建設予定地は町役場に隣接する敷地826㎡。液状化などが懸念されるため、建設時に地盤改良も求められる。
防災倉庫関連費用として工事監理業務委託費522万5000円も計上し、繰越明許に組み入れた。
外前野記念会館(ゆめみ野東3-4-1)では非接触化を趣旨とする感染症対策を施す。内装仕上げ・内部建具などの改修とともに、照明など電気設備、給排水・衛生器具など機械設備の付帯工事も予定している。
入札方式は一般競争入札を適用する可能性がある。先立って発注済みの「公共施設感染症対策改修工事(町役場)」において、入札要件に越谷・杉戸県土、さいたま市内の事業所を有する者で、町建設工事等入札参加資格を持つ建築A級を求めた。外前野記念会館について担当者によると、施設規模やトイレ数を踏まえてランクを下げることも想定しているもよう。
そのほか、町道拡幅整備工事費2162万5000円、農業基盤整備工事費1511万3000円などを盛り込んだ。
予算案可決後、同会計は5億532万3000円を増額し、累計総額94億8743万8000円となる。