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千葉県柏市

1.3億計上、繰り越し/ウェルネス柏発電機設置/道の駅空調更新13年債務/柏市補正

2021/08/31 日刊建設タイムズ

 柏市は、9月3日開会の第3回定例議会に上程する一般会計補正予算案第4号の概要を明らかにした。柏駅周辺街路整備事業9269万3000円、柏北部地区公園整備事業3億2826万円を計上。さらに、ウェルネス柏における非常用発電機の設置工事1億2818万4000円を措置し、繰越明許費を設定。また、道の駅しょうなん空調設備更新事業に2022~34年度を期間とする限度額1億124万4000円の債務負担行為を定める。北部クリーンセンター運転管理委託には総額20億円の3か年継続費を設定している。

 補正により30億2110万9000円を追加し、一般会計総額は1458億6946万4000円となる。

 柏駅周辺街路整備事業は、都市計画道路中通り線の回遊性を向上させるため、ハウディモールと小柳町通りを結ぶ歩行者専用道路を整備する計画で、主に用地買収を進める。

 柏北部地区公園整備事業においては、柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業の進捗に伴い、社会資本整備総合交付金と都市構造再編集中支援事業を活用し、こんぶくろ池公園用地2660㎡の買い戻しを実施する。売買契約締結予定時期は9月。

 非常用発電機の設置工事は、ウェルネス柏について保健所および災害対策本部としての機能を確保するため、72時間以上の長時間運転が可能な発電機を整備するもの。実施時期は、22年2月~23年2月。

 空調設備更新事業は、設置から約20年を経過している道の駅しょうなんの空調設備を更新するもの。

 北部クリーンセンターにおいては、長寿命化工事に着手するまで運転管理委託期間を延長する。

 そのほか、市役所第9駐車場における新型コロナウイルス感染症対策関連物品備蓄倉庫の整備に6793万6000円、リフレッシュプラザ柏館内のトイレを洋式化するための柏リフレッシュ公園整備事業に675万7000円を盛り込んでいる。備蓄倉庫は22年3月の完成予定。また、公園整備事業については12月~22年3月の実施を想定している。

 主な歳出等は次の通り。

【新型コロナウイルス感染症対策事業】

 ▽公共施設Wi―Fi環境整備=827万9000円▽防災備蓄拠点の整備=6793万6000円▽商店街街路灯の維持費用の支援=530万円▽柏リフレッシュ公園整備事業=675万7000円▽GIGAスクール環境整備・活用推進事業=7728万9000円

【通常事業】

 ▽地域密着型特別養護老人ホーム、認知症対応型グループホーム等の整備=1367万2000円▽ウェルネス柏における非常用発電機の設置工事=1億2818万4000円▽道の駅しょうなん備品整備=886万8000円▽柏駅西口エスカレーターおよび柏たなか駅西口エレベーター修繕=502万4000円▽上富士川改修事業=66万1000円▽柏駅周辺街路整備事業=9269万3000円▽柏北部地区公園整備事業=3億2826万円

【継続費】

 ▽北部クリーンセンター運転管理委託=20億円(21年度0円、22年度11億円、23年度9億円)

【繰越明許費】

 ▽総合保健医療福祉施設管理事業=1億2818万4000円

【債務負担行為】

 ▽道の駅しょうなん空調設備更新事業(22~34年度)=1億124万4000円(賃借料)▽旧吉田家住宅歴史公園管理事業(22~28年度)=1億8284万円(委託料)▽(仮称)柏北部東地区新設小学校給食室整備事業(22年度)=2億1167万5000円(備品購入費)

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