県真岡土木事務所は、今年度から一般国道408号真岡南BP(真岡市寺内ほか)の4車線化を推進している。改良工を順次発注し、南側1910mの舗装工も着手。北側の主要地方道真岡上三川線との交差部はオーバーパスで立体化。橋梁詳細設計を総合評価型の指名競争入札で近く発注する。これに伴う道路詳細設計、地質調査なども今月に発注する見込み。今年度事業費は補正を含め8億300万円が投じられる。
4車線化に向けた改良工は、970m区間を3分割で5月に発注。今月には180m区間を発注する予定。また、年度内に300m区間と橋梁部前後780m区間の発注を見込んでいる。南側1910mの舗装工は年度内をめど発注する見通し。
真岡上三川線を跨ぐ橋梁は1径間の単純細幅箱桁橋。予備設計時の橋長は61m、幅員18・5m。上下線で分離橋としていたが、詳細設計では一体橋も検討する。予備設計は富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)が担当した。
来年度以降は、地盤改良工や橋梁下部工などを順次進めていく予定。
真岡南バイパスの事業延長は真岡市寺内から長田までの3480m。幅員は30m。総事業費140億円。事業期間は2014年から25年度までを予定。今年3月には暫定2車線で供用を開始した。
常総・宇都宮東部連絡道路の一部を構成し真岡BP、真岡北BP、真岡宇都宮BPと連携。北関東自動車道真岡ICへのアクセス強化や一般国道408号の混雑緩和、鬼怒川左岸地域の産業支援など重要な役割を担う。
4車線化を進めていくことで地域高規格道路としての機能強化を一層図っていく。