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栃木県佐野市

佐野市、通学路安全対策 3路線でカラー舗装、10カ所にガードレール

2021/09/04 日本工業経済新聞(栃木版)

 佐野市は、市道通学路安全対策事業に着手する。交通事故の危険性の高い通学路を緊急点検し、学校関係者からの聞き取り調査で優先順位の高い場所を抽出。交差点10カ所へのガードレール設置、3路線の路肩へのカラー舗装、1カ所の路肩補修を計画。9月補正予算案で工事費3900万円を確保する。

 通学路上の歩道のある交差点にガードレールを設置し、児童生徒を通過車両から守る。道路の両側にある路肩を目立たせ、通行車両にスクールゾーンであることを強調。畑近くの崩れた路肩を補修する。学校関係者らの要望を踏まえ、事故防止方策を練り上げた。

 ①植野町交差点②犬伏東小南側交差点③朱雀大橋東側交差点④運動公園南交差点⑤こばと幼稚園東側交差点⑥ローソン佐野田沼店西側交差点⑦ローソン佐野上羽田町東側交差点⑧石塚大橋東側交差点⑨佐野植上郵便局東側交差点⑩千代ヶ丘公園西側交差点-を選定。

 植野小、犬伏東小、城北小、赤見中、松桜高、田沼小、あそ野学園義務教育学校、西中、石塚小、佐野日大中、佐野小、赤見中の通学路交差点が対象。工事費は1カ所当たり300万円を想定し、3000万円を充てる。

 路肩カラー舗装は石塚小や田沼東中の通学路となる市道1級18号線、1級17号線(以上石塚町)、3068号線(田沼町)で実施。路肩補修は栃本小の通学路となる栃本町の崩壊箇所を修復する。これらの工事費は900万円を試算した。

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