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国土交通省北陸地方整備局(建設)

朝日温海9号トンネルで段階選抜見直し初試行

2021/09/07 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は、朝日温海道路9号トンネル工事で運用を見直した段階的選抜方式を初試行する。一次審査段階で企業の技術力評価とともに技術提案にかかる施工計画「トンネル掘削工における確実かつ効率的な施工手順の工夫について」(14点)を評価する。

 1次審査の申請および資料の提出は24日まで受け付けている。

 現行の段階的選抜方式は「企業評価」「技術者評価」で上位15者を選抜しており、選抜者の固定化や非選抜者が技術提案を提出できないことによる技術力の低下が懸念されていた。段階選抜方式の運用見直しとして1次選抜時の技術提案項目の1項目を評価に加えることで、これまでの非選抜者でも評価項目となる技術提案1テーマで高得点を獲得できれば選抜される可能性がある。

 試行対象の9号トンネル工事は、村上市立島地先~遠矢崎地先を結び、延長323m。工事内容はトンネル工(NATM掘削・支保)321m、覆工・防水工84m、インバート工289m、坑門工、坑門付帯工、仮設工一式。工期には760間を予定。発注規模は15億円以上、30億円未満。

 詳細設計はパシフィックコンサルタンツが担当した。

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