津南町は、地域振興策の一環として整備するまちなかオープンスペースの計画を明らかにした。2022年度に1500万円~2000万円の事業費で建物改修に着手する方針だ。
この計画は3日に開かれた町議会全員協議会において観光地域づくり課長が説明。民間が所有する建物の一部を改修し、交流拠点機能を持つワーキングスペースとして整備する。
場所は町役場向かいの商店街(下船渡)にある旧かねく書店で、1階の延べ床面積約200㎡を改築する。2階には現在住人が生活しており、月額5万円の家賃を町が支払う。
本年度は県からの補助金100万円を含む300万円を充て実施設計を進めており、、来年度早々の着工を目指すとしている。
設計等について町の担当者は「東京の設計士と町内の若手設計士2人が町民の要望を聞きながら行う。ワーキンググループを作り、施設のコンセプト、町としてのグランドデザインも考えたい」とし、プレオープンでは至近にある店舗「蔵カフェ」の2階を拠点として会議などに使用する企画も検討中と述べた。
このほかに解散後に町に移管する商工系の会館も改修を予定しており「チャレンジショップなど、予算をかけずに整備したい。設計費等はまだ考えていない」と話した。