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中央市・田富北小の校舎建設 総額15億円を投入

2021/09/11 山梨建設新聞

 中央市は田富北小・新校舎の建設に着手する。3年総額15億円程度を投入する計画。本年度分の工事費など約6億円を計上した9月補正予算可決後、年明けにも着工する見通し。2023年6月の完成を予定しており、その後仮設校舎の撤去やグラウンドの整備を行い、同年夏の事業完了を目指す。

 建設地は市民体育館と市民プール(共に臼井阿原地内)の跡地。昨年末から山本基礎工業により解体が進められ、近く完了する。

 教育総務課によると、建設する校舎はRC造2階建て。先行して整備した体育館との渡り廊下(S造)を含めた延べ床面積は3318㎡で、上空から見ると「コ」の字形の造りになるという。各学年2クラスずつ、児童数は最大300人程度を見こむ。設計は馬場設計が作成した。

 今回補正予算案に計上した約6億円のうち約5億8000万円を校舎建設に充てる。残る約2000万円は、関連道路の切り回しと建設地から埋設物が出た場合の処分費として確保する。

 本体工事は建築・電気・機械の3分離で発注する方針。先月の会見で田中久雄市長は、12月市議会に工事契約の案件を提出し、承認されれば年明けに着工するとの見通しを示した。

 校舎完成は23年6月を予定。建設費約15億円は本年度から3カ年の継続費として計上する。関連する外構工事については来年11月ごろ発注し、完了するのは校舎完成後になるという。

 仮設校舎撤去後は、その跡地などにグラウンドを整備。学校が夏休みとなる同年8月ごろに全工事が完了する見通しだ。


【写真=市民体育館などの解体がほぼ完了】

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