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JA全農にいがた

本田上の米集出荷施設は来月下旬に指名入札

2021/09/11 新潟建設新聞

 JA全農にいがた(新潟市西区)は、本田上工業団地(田上町)で整備する大規模米集出荷施設について来月下旬に指名競争入札により施工者を選定する考えだ。11月の着工を予定し、2022年7月の竣工、同8月の稼働を予定する。設計は全農新潟一級建築士事務所が担当している。

 計画では、田上町から取得した国道403号沿いの田上町田上125―30、本田上工業団地内のおよそ2万㎡にS造平屋建て、床面積約1万700㎡の集出荷施設を建設。倉庫収容能力は2万t程度を見込み、主な施設機能として、大型収納袋(フレコン)での集荷に対応し、低温倉庫は2000tずつ10室の貯蔵庫を整備するほか、米の検査場も併設する。2万tクラスの大規模倉庫としては、17年に整備した東港の集出荷施設と同程度で、県内2棟目となる。

 県内では米倉庫が不足しており、新設により営業倉庫の利用や県外での保管を解消し、コスト削減につなげたい考えだ。集出荷は全県をカバーする。

 8月20日には田上町の佐野恒雄町長とJA全農にいがたの安藤稔県本部長が田上町役場で進出協定の調印式を執り行った。

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