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研究開発の拠点に 総合農業技術センターが着工

2021/09/18 山梨建設新聞

 県は16日、県総合農業技術センター本館(甲斐市下今井)の起工式を開催した。先進的な農業技術の研究・開発を行う施設。2階建てで1階は鉄筋コンクリート造、2階は県産材をふんだんに使った木造とした。延べ床面積は1946㎡。来秋の完成を予定する。

 式典には県幹部や県議会関係者のほか、設計・施工者らが出席。起工式に先立ち神事も執り行い、工事の安全を願った。渡邊和彦副知事は「本県の農業振興に不可欠な試験・研究の拠点として、また食物防疫の拠点施設となるよう整備していく」と、あいさつ。県議会を代表し桜本広樹議長が祝辞を述べた。

 設計は佐野設計・初鹿和久JV、工事監理は山形一級建築士事務所が担当。建築工事は内藤ハウス・日経工業JV、電気設備工事は有電・タキデンJV、機械設備工事は渡辺工業所・ダイカンJVが請け負った。

 施設完成後は既存施設を取り壊し、跡地に農業用ハウスを建設する計画がある。


【写真1=工事の安全を願い鍬入れ】

【写真2=関係者で着工を祝った】

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