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(社)埼玉県電業協会

埼電協が第3回企業対策セミナー開く

2021/09/22 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は16日、本年度3回目となる企業対策セミナーをさいたま市内の埼玉建産連研修センターで開催した。当日は対面とオンラインによるハイブリッド形式で行われ、40人以上が熱心に耳を傾けた。講師には埼玉県設備設計事務所協会会長の金子和已氏を招聘。BIMをテーマに講義が展開された。金子氏は「先を見据えた時、BIMの導入は必須」とし、両団体がBIMの旗振り役として推進に寄与する必要性を訴えた。

 冒頭、岡村会長は「元請けとしても、これからBIMの導入は不可欠となる。(BIMによって)仕事のあり方が今後どう変わっていくのかを考える良い機会」と述べ、本日のセミナーがBIM活用の推進につながることを期待した。

 登壇した金子氏はBIMのメリットや導入に向けた課題、国土交通省が建設関連13団体へ実施したアンケート結果などを紹介。BIMは業界全体に与えるインパクトが大きく「取り組まない企業は、いずれ淘汰されるだろう」と警鐘を鳴らした。BIMの導入にはソフトや測機材など初期投資のほか、これらを扱う人材の育成といった面も高いハードルとなっている。金子氏は「負担は当然生じるが、先を見据えた積極的な取り組みを今から講じてほしい」と呼び掛け、人材確保の観点からも「BIMを導入することで、コンピューターやデジタルに抵抗のない若者の入職促進へとつながり、働き方改革の推進にも大きく寄与する」との認識を示した。

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