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山梨県中央市

年度内さらに2工事 中央市の防災公園整備

2021/09/25 山梨建設新聞

 総合防災公園の整備で中央市は今後の工事の見通しを明らかにした。現在公告中の第8工区の他に年度内に2工事を発注する予定。来年度下期にも工事発注を行い、2023年度中に全工事が完了する見込み。市は完成した部分から順次供用を開始する方針だ。

 都市計画課によると、現場では現在、第6、第7工区およびJRによるリニア新幹線の整備が行われている。市は切れ目のない工事発注を目指し、今月30日に第8工区、来月にはトイレ・倉庫などの建築工事を発注する予定だという。

 さらに年明けには第9工区の発注も控える。同工区では、水路や園路、複合遊具、植栽、給排水関連の工事、ソーラー照明4基、透水性アスファルト舗装、インターロッキング、サイン、施設銘板などを整備する。

 来年度は第9工区の終わりに合わせ下期に第10工区を発注する計画。また別発注でグラウンドの舗装工事も予定しているという。今のところ第10工区が最後の工区となる予定で、一部工事を繰り越し完了は23年度になる見通しだ。

 同公園ではすでに北東部分にあるフットサルコートがほぼ完成。その付近に駐車場なども整備しており、それが完成次第、先行して供用を開始する。

 その他の部分についても完成次第、順次供用する方針だが、リニア新幹線建設のため制限される部分はあるという。また、用地取得が遅れたため計画が遅れている市民体育館については、これから詳細設計という段階のため着工はまだ先になりそうだ。


【写真=現場では第7工区などが進む】

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