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古河一中3カ年で改良/桜川複合施設が1月公募/文化を支える施設③

2021/09/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 第3回は県西地域における文教施設の関連事業をまとめた。古河市の古河第一中学校は長寿命化改良工事を2023~26年度に行う計画で、21年度に基本設計をまとめる。筑西市が進める明野公民館長寿命化では、22年度にも屋根や外壁などの改修を実施する。桜川市の(仮称)複合施設建設では設計・施工一括方式を採用。22年1月上旬にも施工者を公募し、基本設計受託者と共同体を結成する。また結城市の市民文化センター改修設計や、五霞町の複合庁舎建設開発許認可の手続きなどが進んでいる。


【古河市】

 ◆古河第一中学校長寿命化改良工事=23~24年度に1工区の屋内運動場、24~25年度に2工区の普通教室棟、25~26年度に3工区の特別教室棟と管理教室棟を対象に、3工区に分けて行う計画。順調ならば12月にも基本設計の委託事業者を選定し、予算の繰り越し手続きを行った上で、22年11月ごろをめどにまとめる見込み。実施設計は22~23年度に行う予定。概算事業費には税込み14億円を試算している。

 ◆(仮称)総和地域交流センター整備事業=中央公民館と周辺公民館を集約した新施設として計画。建設予定地は中央公民館周辺を想定し、22年度にも現施設の解体を予定しているが、今後の事業計画によっては解体の時期などが変更となる可能性もある。順調ならば24年度以降に建設工事へ着手する。21年度は基本計画を日本工営㈱茨城事務所(水戸市)がまとめている。


【筑西市】

 ◆明野公民館長寿命化改修事業=22年度にも屋根防水改修、外壁修繕、変電設備更新を計画しており、順調ならば10月にも設計を発注する。予算の状況などを見ながら、23年度に空調設備更新、24年度に大ホール棟の内装改修を実施したい考え。施設規模はRC造地下1階地上4階建て、延べ床面積3279・30㎡。


【結城市】

 ◆市民文化センター「アクロス」改修事業=つり天井の耐震補強工事を早ければ23年度にも予定し、21年度は㈱佐藤総合計画(墨田区)が基本設計を進めており、具体的な工法などを検討する。22年度にも実施設計を行う見込み。また21年度はエントランスやホワイエなどの屋内散水機修繕を計画し、早ければ10月、遅くとも12月までに発注したい考え。

【桜川市】

 ◆(仮称)複合施設建設工事=岩瀬中央公民館、新図書館、岩瀬支所を集約し、建設予定地の岩瀬中央公民館を解体した上で、複合施設を建設する計画。21年度は基本設計をまとめるとともに、公民館解体へ取り掛かる。21年度中に基本設計受託者と施工者を決定した上で、22年度にも実施設計を行い、建設工事へ着手。24年6月の開館を目指す。


【五霞町】

 ◆複合庁舎建設工事=町役場と中央公民館を複合化した新庁舎整備で、21年度に建設予定地の開発許可の申請へ準備を進め、早ければ22年度にも設計に着手したい考え。予定地には中央公民館と周辺の敷地を選定し、順調ならば翌23年度にも工事を行い、24年度の開庁を目指す。


 【写真=岩瀬中央公民館】

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