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国土交通省信濃川下流河川事務所

安全管理徹底へ労働災害防止大会開く

2021/10/05 新潟建設新聞

 信濃川下流河川事務所と同事務所発注工事の受注者で構成する信濃川下流河川事務所工事安全対策協議会は9月30日、本年度の建設労働災害防止大会を開いた。ウエブを含めて、およそ80人が参加し、同事務所管内から本年度の安全管理優良受注者に表彰された第一建設工業の受賞披露や三条地区と関屋地区の活動報告などが行われた。

 協議会会長を務める小川純子事務所長は「近年、毎年のように各地で災害が発生している。地域の安全を守るための重要な事業に携わる一人一人の健康と現場の安全管理に加え、新型コロナウイルスへの対策も重要となっている。各現場での安全管理、安全対策を徹底する契機としていただきたい」と要請した。

 また安全講話では、新潟労働基準監督署の宇尾野秀明署長が管内の労働災害の発生状況を解説。建設業では前年同月で16件増となる66件の労働災害が発生したことを報告。大雪やコロナウイルスの影響を除いても増加傾向にあることを説明し、感染症対策や墜落転落災害の防止などを呼び掛けた。

 最後には新潟海岸金衛町第4号ヘッドランドその6工事の現場代理人を務める加賀田組新潟支店の田端政史氏による安全宣言が行われ、参加者は労働災害防止への決意を新たにした。

 このほか同日には、台風8号の影響により延期となっていた施工研究発表会の表彰式も執り行われ、最優秀賞1編、優秀賞2編に小川事務所長より表彰状が贈られた。本年度は19編の中から小須戸橋橋脚(P2)工事を担当した新潟藤田組の長谷川竜太氏が最優秀賞を受賞。東新潟地区河道掘削及び新光町やすらぎ堤その8外工事で現場代理人を務めた小野組の伊藤隆弘氏とR2三条出張所堤防外維持管理工事の監理技術者で小柳建設の小松政博氏が優秀賞に選ばれた。

【写真=参加者全員で安全宣言、優秀論文を表彰】

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