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群馬県自然環境課

県自然環境課が赤城公園の活性化推進

2021/10/07 群馬建設新聞


県自然環境課は前橋市内の県立赤城公園の活性化について、年度内の基本構想策定を目指す。基本構想でグランドデザインやテーマなどの方向性を定め、2022年度当初から構想を基にした動きがありそう。活性化策の実現に当たっては県と前橋市、民間事業者の官民共創を基本的な方針としている。

赤城公園には1290haの敷地にキャンプ場やビジターセンター、休憩舎などが立地する。現在は観光客数がピーク時の約100万人から半数程度まで減少しているほか、滞在できる仕組みがないなどの課題を抱えている。

基本構想は、公園に求められている機能や役割を整理し、魅力を活用した観光誘客により赤城エリア全体を活性化、持続可能な公園の管理・運営を図ることを目的としている。

策定業務についてはスノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が受託して年内を目途にまとめる。その後、パブリックコメントなどを経て年度末に策定を完了させる。

9月には民間事業者などに対して事業の課題や目標を示して提案を求める定期イベント官民共創ピッチを赤城公園と榛名、妙義公園を議題に実施。ニーズへの対応やマンパワー不足、維持管理費用の増大などを課題として挙げ、未利用地の有効活用方法などについて意見を交わした。

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