記事

事業者
群馬県安中土木事務所

県安中土木は碓氷川河床低下対策工事の初弾工を最短22年度発注

2021/10/08 群馬建設新聞

県安中土木事務所は安中市松井田町人見地区で行う碓氷川河床低下対策工事について、最短2022年度下半期の発注を目指す。入札方式は今後検討する。詳細設計はパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)が年度末までの期限で進めている。幅約50mの落差工を2基新設する。

河床低下対策は人見地区を含めて9地区で計画。構造物を設置する工事は同地区が初弾工となる。人見地区は安中市道橋の碓氷川大橋下流側で、魚道を備えた落差工を2基新設。工事は2~3年程度で完了させる。

同地区内に架設されている久保井戸浄水場水路橋橋脚が洗堀されるとともに川底が低下し、橋脚基礎部が露出している状況。整備を計画している箇所の川幅は50m程度あることから落差工の幅も川幅と同程度となることが見込まれる。構造はコンクリートを最有力に詳細設計で検討する。詳細な整備位置や落差工の幅および高さなどについても詳細設計で詰める。

18年3月にまとめた碓氷川河床低下対策計画案で早期対策実施箇所に位置付けている人見地区を含めた9地区は◇原市地区(烏川との合流点から上流へ10・8㎞)◇磯部地区(同14・7㎞)◇松井田町人見地区(同17・2㎞)◇松井田町八城地区(同21・7㎞)◇松井田町八城地区(同22・5㎞)◇松井田町新堀地区(同23・4㎞)◇松井田町五料地区(瀧名田)(同23・9㎞)◇松井田町五料地区(石ノ久保)(同24・3㎞)◇松井田町横川地区(小山沢~久保)(同26・9~27・2㎞)-。人見地区に続く対策工事実施地区は、人見地区の工事と並行して検討する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら