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東日本高速道路(株)新潟支社

本年度の入札契約制度で説明会

2021/10/15 新潟建設新聞

 NEXCO東日本新潟支社は8日、新潟市東区のNOCホールで本年度入札契約方式に関する説明会を開いた。100人の定員を超える参加申し込みがあり、会場での説明に加えて、ウェブ配信も行われた。説明会では、入札契約方式や工事管理の円滑化に向けた取り組みが解説されたほか、今後の発注見通しと工事概要の説明もあった。

 本年度の入札契約制度の改善と新たな取り組みでは、ことし7月から総合評価落札方式で高度技術提案型を導入したほか、工事実績Ⅱ型の中で、工事箇所周辺地域の公的機関での同種工事の実績を同様に評価する「地域活用型」を新たに設けた。また低入札の抑制に価格基準点の評価を見直し、調査基準価格を下回った場合の価格基準点を0点とし、同時に施工体制確認型を廃止している。

 高度技術提案型は、工事目的物の一部を変更することが可能な技術提案が提出可能となっており、従前の加算方式では評価しがたい部分を評価できる。今後、シールド工法や人家連担区域での施工など、高い技術力が必要となる工事での採用を想定しているが、現在のところ新潟支社管内の工事での採用予定は無い。

 技術評価についても見直しを行っており、技術力の評価を上げ、評価項目では中長期的な育成、確保を目指して若手や女性技術者の配置、緊急時の協力体制の評価項目を追加している。

【写真=本年度の取り組みを説明】

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