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国土交通省関東地方整備局(建設)

関東整備局などは埼玉ICT検討の協議会で

2021/10/19 埼玉建設新聞

11月に導入効果を検証


 関東地方整備局と県およびさいたま市は18日、第3回埼玉県地域建設業ICT推進検討協議会をさいたま新都心合同庁舎2号館会議室で開催し、県建設業協会青年経営者部会と小規模施工におけるICTの導入効果検証を11月15日から19日に実施する計画を決定した。地域に根ざしたICT施工を普及促進させて、生産性の向上と魅力ある建設現場を目指すもの。 

 導入効果検証は関東技術事務所(千葉県松戸市)内の実証フィールドを使用し▽舗装修繕工▽小規模土工・管路設置▽小規模土工・敷均と整正▽構造物設置工▽複数工種・小量施工ーーの5工事について行う。

 具体的には舗装修繕工の施工準備段階で、計測・記録、交通誘導員確保、測量機器設置。小規模土工・管路設置などの施工段階においては、掘削、管路設置、施工準備、施工管理計測、追加現地マーキング、丁張り設置、帳票作成などを検証項目としている。

 今後、導入効果検証の結果をとりまとめて「小規模工事ICT施工活用(案)の手引き」と「3次元データ内製化テキスト」を作成し、2022年2月に開催を予定している第4回協議会に報告する。

 さらに、同年4月以降には小規模工事へのICT活用を試行していく。

 会場には整備局から見坂茂範企画部長、青山貞雄技術調整管理官など6人、県建設業協会青年経営者部会は吉川祐介部会長など5人のほか県とさいたま市の担当者も出席。整備局および県の事務所長などはWEBでオブザーバー参加した。

【見坂企画部長などが出席した協議会の会場】

見坂企画部長などが出席した協議会の会場

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