県峡東建設事務所は都市計画道路・石和温泉駅前線(笛吹市石和町八田)の電線類の地中化を計画している。総事業費は4億円。今後工法などの検討を進め、来年度の事業化を目指す。
同線は石和温泉街を南北に抜ける道路。沿線にはホテルや商店などが立ち並び、観光客の通行も多い。駅前から石和橋までの600m区間は、笛吹市が実施した土地区画整理の中ですでに地中化が完了。今回はその続きの200m区間(両側400m)を整備する。将来的には石和市部通り線(城東通り)までの200m区間も事業化する方針だ。
同事務所都市計画・建築課によると、整備区間には川が複数流れており、そこに電線類を渡す方法を検討中。今月、測量を宮下測量、設計を東電設計に委託した。計画では工法が固まった後、2022年度に詳細設計を行い、23年度に着工。工期は6年程度を見込んでいる。
【写真=電線共同溝を整備する石和橋付近】