埼玉県建設業協会（伊田登喜三郎会長）は10月28日、２０２１年度建設業優良従業員表彰式をさいたま市内の埼玉建産連研修センターで開催した。本年度の受賞は勤続30年以上が31社83人、勤続10年以上が40社86人だった。

　冒頭、伊田会長が「皆さまは長年にわたって経営力、技術力の向上に努めるなど真摯に職務に取り組み、社業ならびに建設業界の発展に大きく貢献された方々」とたたえ、続けて「これまでに培った知識と経験を存分に発揮され、今後もそれぞれの立場で社業の発展に尽力し、また時代の変化へ的確に対応しながら建設業界が将来にわたって発展できるよう、引き続きの貢献をお願いしたい」と述べ、地域建設業における受賞者の重要な役割を強調した。

　表彰へと移り、勤続30年以上の受賞者を代表して島村工業の松村隆氏、勤続10年以上からは不動開発の大和友美氏がそれぞれ登壇し、伊田会長から表彰状と記念品を受け取った。これを受け、松村氏が「受賞は身に余る光栄。地元の建設業としてこれまで地域ニーズに応えるべく努力を重ねてきた。今後も日々業務に精進していく」と謝辞を奉読した。

　来賓には、県土整備部の磯田忠夫副部長が臨席。「本日の表彰に至るまでの研さんと努力に深く敬意を表する。皆さまには地域の守り手として大変重要な役割を担っていただいており、今後も豊富な経験と知識によって培われた技術力を最大限発揮し、県民の安全安心にお力を賜りたい」と要請した。

　休憩を挟み、記念講演が開かれ、講師の浅野まみこ氏が「代謝力アップで元気なカラダを手に入れる～食べて健康になる方法～」を演題に講義を行った。