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【21年度補正予算】政府全体で安全・安心の確保に2・9兆円

2021/11/30 本社配信

 政府が26日に閣議決定した2021年度補正予算案では、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保に2兆9349億円を投入する。今回の補正では「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」の実効等に向けて、一般会計の追加歳出額は31兆5627億円の規模とした。

 主な事業費を見ると、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策(公共事業関係費)には1兆2539億円を盛り込んだほか、災害復旧に4870億円を充てる。

 成長戦略のうち、地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」の関係では、地方のデジタルインフラ整備に571億円、デジタル田園都市国家構想関連地方創生交付金(仮称)に660億円、中小企業等事業再構築促進事業に6123億円、中小企業生産性革命推進事業に2001億円を計上している。分配戦略では、保育・放課後児童クラブの受け皿整備に618億円などを盛った。

 他にも、ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業に1100億円、宇宙分野の研究開発の推進等に933億円、蓄電池の国内生産基盤の確保に1000億円などを充当する。

 同補正予算案は、12月6日に召集する臨時国会に提出し、年内の成立を目指す。

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