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栃木県壬生町

壬生町、本庁舎跡地活用 公共機能は1750平方m、民活エリア6640平方mに

2021/12/01 日本工業経済新聞(栃木版)

 第9回壬生町本庁舎跡地等活用検討委員会(三橋伸夫委員長)は民間事業者意向調査結果や導入施設(用途)の方向性について協議した。意向調査の必要な民間施設用地面積は約3500~7000平方mという回答を踏まえ、ゾーニング案では民間活力導入エリアを約3520平方mから約6640平方mに拡大、公共機能エリアを約4870平方mから約1750平方mに縮小した。民間活力導入エリアは生活利便施設をベースとした活用を想定している。

 旧ひばり館の導入機能では①みぶりん(町民活動支援)②日常的な居場所③活動支援・チャレンジ④多様な交流-機能充実パターンの4案を整理。導入機能を踏まえた維持管理及び運営業務では別途検討が必要とした。

 みぶりん機能充実パターンでは1階に研修・多目的活動スペース(62・9平方m)と相談コーナー・事務スペース(43・3平方m)、2階に会議室(62・9平方m)とサテライトオフィス(62・9平方m)の設置を想定。みぶりんの機能の一部または全部を移転し、町民活動を支援する。

 日常的な居場所機能充実パターンでは町民などが日常的に集まり交流できるよう1階に子育て世代交流スペース(62・9平方m)と受付・事務スペース(43・3平方m)、2階にフリー・休憩スペース(62・9平方m)と会議・ミーティングスペース(62・9平方m)の設置を想定した。

 活動支援・チャレンジ機能充実パターンでは1階にコミュニティカフェ(62・9平方m)とチャレンジショップ(43・3平方m)、2階に会議室(62・9平方m)と相談コーナー・受付・事務スペース(62・9平方m)の設置を想定。自治会等の活動、若者のチャレンジショップによる活動支援機能を充実させる。

 多様な交流機能充実パターンでは1階にコミュニティカフェ(62・9平方m)と観光案内所(43・3平方m)、2階に会議・ミーティングスペース(62・9平方m)と展示・受付・事務スペース(62・9平方m)の設置を想定。町民等の活動場所に加え、蘭学通りとのつながりを生かした交流の場所とする。

 導入施設は整理した機能(物販、飲食、業務、福祉、文化・交流、観光、広場)を踏まえ、公共機能エリアの導入機能のパターンや活用イメージを整理する。

 意向調査は不動産・リース系企業4社、維持管理・運営企業7社を対象に10月14日から11月10日まで実施。回答があったのは不動産・リース系企業が2社、維持管理・運営企業が6社。

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