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国土交通省荒川調節池工事事務所

荒川調節池が第二調節池整備地内でICT建機など体験会

2021/12/02 埼玉建設新聞

 荒川調節池工事事務所はICTを普及促進させ建設現場の生産性向上を目指すICT建設機械などの体験会を開催した。参加者は荒川第二調節池の整備地(さいたま市)内でICT機能を装備したバックホウ、ブルドーザー操作、施工管理に役立つICTツールの実演、ドローン飛行を体験した。

 ICTバックホウはTS(トータルステーション)やGNSS(全球測位衛星システム)により機械の位置を取得し、施工箇所の設計データ(施工目標)と建設機械の排土板などの位置との差分を運転席モニタへ提供。さらに、排土板などの高さと勾配を自動制御する機能を持つ。

 それらの機能により、従来工法で必要な測量、丁張り、検測作業のほか補助作業員の削減が可能となる。

 ICTツールは施工管理用のアプリを搭載したスマートフォンで、工事写真、出来形を管理するほか測量作業にも活用できる。特に測量作業については、従来の方法で最低2人必要なところ1人で行えて、リアルタイムで位置や高さが表示される。

 羽根倉橋左岸の上流側で開催された体験会には、企業技術者10人、自治体職員19人の合計29人が参加。熱心に説明者の話を聞いて、建設機械を操作していた。

【ドローンにより参加者を空撮】

ドローンにより参加者を空撮

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