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新潟県新潟市

本格的な降雪期を前に除雪車出動式を開催

2021/12/03 新潟建設新聞

 新潟市は先月29日、本格的な降雪期を前に除雪車出動式を開いた。冬期の安全・安心な道路交通を確保するため除雪協力業者や担当職員が参加。協力業者を代表して新潟市道路保全協会の阿部茂幸理事長が「冬期でも市民の皆さまが安心安全に生活できるよう効率的かつ安全に除雪作業を行い冬季道路交通の確保に努める。また昨年の大雪の経験を生かし除雪協力業者および市と連携を図りながら除雪作業に従事する」と決意を述べた。

 中原八一市長は「昨年の豪雪では、さまざまな課題が浮き彫りとなった。大雪は災害であるという認識の下、市民の行動変容とともに徐排雪の効率化を図り、市民、除雪請負業者、市が三位一体となることが重要。本格的な冬を迎え、市民生活への影響を最小限とするため、円滑で安全な除雪作業をお願いする」と要請し、ゴールド・キーを託した。

 市では1日から除雪対策本部を設置。本年度には車道除雪約4950㎞、歩道除雪約558㎞を525社の協力業者で作業に当たる。

 昨冬の異常降雪を受けて除雪体制の見直しに有識者による検証会議を設置。効率的な排雪作業に、新たな基準を設けて明確化するほか、雪捨て場を昨年度の107カ所から128カ所に増設。そのほか、パンフレットやSNS等を活用した情報発信などを強化する。

【写真=阿部理事長(左)にゴールドキーを託す】

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