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栃木県宇都宮市

宇都宮市学校長寿命化、22年度上期着工目指す、星が丘中校舎、平石中央小、陽北中体育館

2021/12/04 日本工業経済新聞(栃木版)

 宇都宮市は、平石中央小学校(下平出町479)と陽北中学校(今泉町47-2)の体育館、星が丘中学校(星が丘2-3-31)の北棟と南棟の長寿命化改修を計画している。2022年度上期の着工を目指す。工事は平石中央小や陽北中が22年度内の完了を予定。星が丘中では複数年度の整備を見込んでおり、仮設校舎の整備も視野に入れている。

 平石中央小と陽北中では両校の体育館で内外壁や屋根の改修、LED化、全トイレの洋式化を実施する。平石中央小では床の改修や窓枠サッシの更新、陽北中では床の補修にも取り組む。

 星が丘中では屋根の防水更新や外壁の塗装改修、給排水設備更新、床の補修、廊下と教室を隔てる壁など内装更新、全トイレの洋式化、渡り廊下の改修に取り組む。

 設計は平石中央小が酒井建築設計事務所、陽北中が渡辺有規建築企画事務所、星が丘中が公和設計(以上宇都宮市)が担当している。

 平石中央小体育館は1975年築のS造2階建て延べ548平方m、陽北中体育館は75年築のS造2階建て延べ1286平方m。平石中央小の児童数は51人で陽北中の生徒数は550人(5月現在)。

 星が丘中の北棟は1967年建設のRC造4階建て延べ4996平方m、南棟は72年建設のRC造3階建て延べ2403平方m。児童数は726人(5月現在)。

 学校施設長寿命化計画(20~29年度)に基づき、体育館は平石中央小と陽北中が篠井小、明保小に続く3、4カ所目、校舎では星が丘中が初の実施箇所。

 計画では長期使用を見据えた建物の安全性確保や施設機能回復を確実に実施する。目標使用年数を80年以上に設定。建築後45~50年程度で改修し、40年以上の使用を目指す。

 改築に比べて工期が短く、費用を抑えられることがメリット。入学式後に着工し卒業式までに完了できるため、学校運営や地域への影響、市の財政負担を少なくできる。

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