県測量設計業協会(大石秀世会長)は2日、甲州市立塩山中学校で職業体験実習を開催した。測量業務に触れてもらうことで将来の技術者確保につなげようと各地の学校で実施しているもの。同校生徒ら約130人が参加し、測量の仕事の内容や機器について学んだ。
中学校で開催するのは今回が初めて。大石会長は「私が測量の道を志したのは中学3年のときだった」と述べ、今回の実習を進路選択の参考にしてもらえるよう呼び掛けた。
実習では、クラスごとにTS、ドローン、GNSS、レベルの操作を体験。生徒は初めて見る機器に戸惑いながらも協会員と一緒に実習した。
同校2年の桑田悠愛(ゆあ)さんは「ドローンはどこをどう動かせばいいか分からなかったが、自由自在に動かせるようになると楽しかった」と笑顔で話した。測量の仕事については「学校で少し習ったことがあったので知ってはいた。普段は陰で働いている人というイメージ。ただ、いろいろな事に貢献している素晴らしいお仕事だと思う」と話した。
【写真上=夢中でドローンを操作】
【写真中=測量業務を体験】
【写真下=中学校での開催は初めて】